アラサーになり婚活を始めてみたけれど、アプリを見てもピンとくる人がいない。
素敵だなと思う人にはすでに薬指に指輪がある…。
「私はただ“普通の人”に出会いたいだけなのに…アラサーの婚活って実は厳しいのかな?」
そんな風に感じて、この記事にたどり着いたのではないでしょうか?
20代の頃は自然と出会いがあった人でも、アラサーになっていざ婚活を始めてみると「思っていたより難しい」と感じるケースが少なくありません。実際、婚活市場では30代から難易度が上がるのが現実です。
ただし、厳しい現実を理解した上で戦略を立てれば、アラサーでも結婚は十分可能です。
この記事では、約1年半の婚活を経て結婚した私が、アラサー婚活が厳しい理由と現実、そして成功のために実践すべきヒントを解説します。
この記事を読むことで、厳しいフィールドでも結婚に向けて着実に前に進めるはずです!
結論からお伝えすると、ポイントは2つ。
- 婚活市場における自分の立ち位置を理解し、相手に求める条件を調整すること
- 結婚意欲が高い人たちが集まる場で活動すること
この2点を押さえれば、婚活はよりスムーズになります。
なぜ「アラサーの婚活は厳しい」と言われるのか
アラサー婚活はなぜ厳しいと言われるのか、まずはその現状を見てみましょう!
高齢出産や年齢への意識
政府の統計によると、日本人女性の第1子出産の平均年齢は31歳(2023年)。(引用元:政府統計 出生順位別にみた年次別父・母の平均年齢より)
つまり、アラサー女性が結婚を考えると「(生物学的観点からの)出産のリミット」や「高齢出産のリスク」という現実的な問題がのしかかります。
さらに、大手結婚相談所IBJの調査では婚活男性の約8割が「子どもを望む」と回答。

引用元:婚活男女の「子ども」を希望するタイミング、7割が結婚後「1年以内」と回答。
そのうち6割は「2人以上ほしい」と希望していると言う結果に。

引用元:婚活男女の「子ども」を希望するタイミング、7割が結婚後「1年以内」と回答。
加えて、妊娠できるかどうかの不安については男女ともに66.6%が懸念を持っていることがわかりました
この背景から、男性側は結婚式や新婚旅行、妊活、出産までの時間などを加味して「できれば30代前半までの女性と結婚したい」と考えるケースが多いです。実際に32〜33歳を目安に条件設定している人も少なくありません。
つまり、年齢を重ねるにつれ「そもそも候補に入れてもらえない」というリスクが高まるのです。

男の人ってそんなに子どもを意識してるものなの?私はいつか欲しいな〜くらいで考えてたけど…

実は男性が結婚を決める理由の多くが“子どもが欲しいから”なの。だから“子どもを授かれる可能性”を重視する人が多いんだよ!
婚活市場でのライバルの存在
政府の人口動態調査(2023)によると、女性の婚姻数のピークは25~29歳。30歳を超えると成婚の割合は下がっていきます。

引用元:政府統計 初婚夫妻の結婚生活に入ったときの年齢(5歳階級)別にみた婚姻件数及び百分率(当該年に結婚生活に入り届け出たもの)(2023年)より
このデータが示すようにライバルは同世代だけではなく、20代女性も多数参加しているのが現実。同じ条件で比べられた時、若い女性に軍配が上がりやすいのは否めません。
「相手から選ばれる」「自分も選ぶ」という両方を満たして初めて結婚にたどり着くのが婚活。
その競争は思っている以上にシビアです。

なんかもう無理ゲーにしか思えなくなってきた…

諦めるのはまだ早いよ!だって“今日が一番若い日”。変えられないものに執着するより、自分ができることに目を向けよう!
理想が固まり、柔軟性が下がっている
アラサーになると、経験が増える分「こうじゃなきゃ!」という理想が固まりがち。
「年収600万円以上」
「学歴はMARCH以上」
「年齢は同い年か年下」
「身長175cm以上」
こうした“絶対条件”が増えると、出会いの幅を狭めてしまいます。

これはあなたの人間的価値じゃなくて、“婚活市場”というマーケットでの相対的な立ち位置の話なんだよ!
特に30代は1歳ごとに難易度が変化する厳しい世界。

例えば35歳の女性が、同い年の35歳男性を希望するのは普通じゃない?

実は35歳男性の多くは“自分より年下”を希望するの。同い年を希望するのは意外と高望みになっちゃうんだ
私も最初は「年収800万円以上・身長175cm以上じゃないと!」と思っていましたが、全然出会えず…。
条件を少し緩めたことで出会える人が増え、そこから今の夫に出会うことができました。
婚活市場で自分の立ち位置を理解することの重要性
ここまで、なぜアラサー婚活が厳しいのかについてお話をしました。
「やっぱりアラサー婚活って厳しいじゃん!」と思ったあなた。婚活がうまくいかない人にはある共通点があります。
ぜひあなたも当てはまっていないか確認してみましょう。
自分の「スペック」を冷静に把握する
婚活では、年齢・見た目・性格・職業・年収などを総合的に見られます。
だからこそ、自分が今どのポジションにいるのかを客観的に把握することが大切。

私は友達にかわいいって言われるし、年収は250万円だけど専業主婦希望!ハイスペイケメン狙い!

同性からの“かわいい”は本当に婚活市場で通用するの?しかも最初から専業希望の30代女性を選ぶ男性ってどれくらいいると思う?
自分の価値を数値化する必要はありませんが、「婚活市場で自分はどのポジションにいるのか?どういう条件の相手であれば自分のスペックと釣り合うのか?」を冷静に理解することが大切。
条件が釣り合わない場合:
自分よりもあまりに高い条件の男性を求める場合
→高望みになり、いつまでたっても男性とマッチしない。マッチしても結婚に辿りつかない。
自分よりも低い条件の男性を求める場合
→低望みになり、結婚生活の満足度が低くなる。結婚の話が進むに連れて自分の理想とギャップが生まれ苦しくなる。
シビアに聞こえるけど、恋愛と婚活は別物。
恋愛はときめきを分かち合うもの、結婚は一生続く生活です。
そのため、一緒にいてしんどくないか、相手と対等に会話できるか、議論を深めて意思決定ができるか、など恋愛とは全く違う要素が求められます。
自分が理想とする結婚生活を実現するには、まずは自己理解が不可欠です。私も「なぜ結婚したいのか」「どんな生活を望むのか」を整理してから、求めるスペックが明確になり相手探しがスムーズになりました。
希望条件は年齢とともに調整が必要
20代のころに描いた理想像を、そのまま30代に持ち込むと出会いは難航します。
例えば、
- 年齢差「±2歳」→「±5歳」
- 年収600万→400万以上
と条件を柔軟に広げることで、出会える人は一気に増えます。

でも身長175cm以上・年収800万以上は絶対譲れない!

その身長数センチの差で結婚生活の中身はどう変わるの?同世代でその条件を満たす独身男性って何人いると思う?
スペックというのは、出会いの”ふるい”でしかありません。その後は、自分と相手の相性や結婚に関する価値観のすり合わせで、互いに結婚をするべきかを判断します。
理想を持つのは大切ですが、“譲れる部分”を見つけることが結婚への近道です。
かくいう私も最初は顔甘めイケメンの身長175cm以上の男性、コミュ力高そうな営業系の男性がいい!と男性を探していましたが、本当に出会えませんでした…。
誰だって、理想を言うならハイスペのイケメンと出会って結婚できたら最高!と思っているでしょう。でもみんなが東大に行けるわけではないように、一人一人が持っているスペックがあり、それぞれが置かれた場所で咲くわけです。
自分のプライドや理想とのギャップで苦しい!と感じる方もいますが、ここを乗り越えないと、さらに苦しい婚活や結婚生活が待っています。まずは自分の現状に目を向けてフラットに状況を把握しましょう。
アラサーが婚活を成功させるためのヒント
厳しい現実を目の当たりにしながら、ここまで婚活の現状を理解したあなた…素晴らしい!!
最後に、”アラサー”を武器にどのように厳しい婚活市場で勝ち抜いていくべきかをご説明します。これを読んで、幸せな結婚を手に入れるための一歩を踏み出しましょう。
婚活は時間との勝負である
アラサー婚活は高齢出産のリスクや、20代女性と同じ市場で婚活を進めなければいけないなど様々なハードルがあります。
だからこそ、思い立ったらできるだけ早く動くことが大切です。
「もう少し落ち着いてから」「結婚は今じゃないなあ」と思って後回しにすると、その間に男性の選択肢は確実に減っていきます。
もちろん自分の人生ですし、やりたいことをやるのが一番です。ただ、婚活を後に回し年齢を重ねることで、求める男性の条件は緩めていく必要があるということを理解しておきましょう。
そのため、1歳でも若いうちに動き出すことが、大きなアドバンテージになります。
私も婚活を始めた当初、独身の今も楽しいし、ぶっちゃけこのままの生活でもいいなあと思っていました。
ただ、婚活の現状を知った時に、これから自分が歳を重ねて、求める男性の条件を緩めた時にどこまで受け入れられるのかを考えました。
私は結婚生活も妥協したくなかったので、人生で一番若い今選びとれるいい条件の男性と出会って結婚した方が、納得感があると感じたのですぐに婚活を開始!1年ほどうまくいかない時期がありましたが、結婚相談所に入り5ヶ月で結婚することができました。

結婚はゴールじゃなくスタート!妊娠・出産・子育ても続くから、逆算して考えることが大事だよ!
効率的な出会いの場を選ぶ
ここまでのお話から、時間がいかに重要であるかお分かりいただけたでしょう。
そのため、アラサー婚活にとっての必須条件は、「いかに質のいいフィールドで結婚相手を探すか」です。
「特大マグロを釣りたいのに川で釣り糸を垂らす」ような婚活をしていませんか?特大マグロが釣りたいなら、海に行かないとといけません。
このように効率的に出会うには、結婚意欲が高い人が集まる場所を選ぶこと。特に結婚相談所はおすすめです。

結婚相談所って売れ残りの人が行くんじゃないの?

違うよ!むしろ結婚への本気度が高い人ばかりだから、効率よく活動できる場所なんだよ!
なぜなら、
- 全員が結婚をしたいという意思を持って集まっている
- 入会時に独身証明書を提出するため、仕組み上既婚者がいないようにできている
- 入会金や月額費、成婚退会料といった費用が払える一定の財力のある人たちが集まっている
- 全員結婚が前提なため、最初から結婚に必要な条件のすり合わせや検討をした上で効率的に相手を選ぶことができる
- 複数人を候補として同時並行で検討することができる
…といったメリットがたくさん!
私も婚活開始を開始した1年間は、マッチングアプリ、友人の紹介、合コン、バーなどでたくさんの出会いがありましたが結局うまくいきませんでした。また、結婚する気のない彼氏と付き合うことで半年以上貴重な時間を使ってしまいました。
この記事を読んでいるあなたには、そんな私のような轍を踏んでほしくない!!
ぜひ婚活をする際には、「効率的な出会いの場はどこか?」を意識して選ぶようにしてください。
プロに相談して客観的視点を得る
一人だと気づかない思考のクセや行動パターンを、第三者のアドバイスで修正することができます。

確かに相手のLINEの頻度とか、脈アリかどうか自分じゃよくわからない時ある…

そういうのを客観的にアドバイスしてくれる人がいるとすごく心強いんだよ!
こうした自己認識と現状のギャップを客観的にアドバイスしてもらい、認識のズレを少しづつ修正していくことでより結婚への確度が高くなります。
婚活の成功者は、「相談できる環境」を持っている人が多いのも特徴。一人で悩んだり判断したりせず、結婚相談所のような、客観的に相談できる人がいるところで婚活を始めましょう!
まとめ
アラサーの婚活は確かに簡単ではありません。
でも現実を理解し、戦略を持って臨めば可能性は大きく広がります。
- 自分の市場価値を理解する
- 相手に求める条件を調整する
- 結婚意欲が高い場で効率的に活動する
- できるだけ早く動く
これがポイントです。
未来のパートナーとの出会いは、あなたが一歩踏み出すことで確実に近づきます。
この記事がその背中を少しでも優しく押せたら嬉しいです。
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